鍋
息子の命日の日に
娘が帰ってきてくれた
3人でお墓参りに行くと
墓地の管理人さんが
「お花屋さんみたいですよ」
本当だ
親戚が皆来てくれたそうだ
また泣けてくる
娘に遺書を見せた
「あいつも私と一緒で白黒はっきりさせたい性格なんだよ」
「自分を変えたいと思ってないし周りも変わると思っていない」
「自分の意見を言うとちゃかされたり馬鹿にされたり考えすぎだと言われ
あいつはずっと自分が負けてると思ってたんじゃないかな」
そうなの?
理想と現実に嫌気がさしたのか?
でもさ残された者の気持ちはどうなるの....
家族が欠ける事がこんなに辛いなんて.....とまたメソメソする私に
娘は
「落ち着くまで座ってなよ 夕飯つくるよ」
と鍋を用意してくれた
鍋なんて
娘と息子が帰ってきた時にしかやらない
いつものように
4人で鍋を囲む
いつも息子の席からは鍋が少し遠いので
立ち上がって取ってたっけ
ブラックジョークを連発する娘
それに旦那が反応し
いつもの掛け合いが始まる
それを息子と私がちょくちょく口を挟む
あぁ
息子もここにいるみたいだ
久しぶりに何だか楽しく感じられた
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