snowy rainのブログ

あとどれくらいかな

オムライス

先日は忌明けの日だった


前日の夜に娘が帰ってきた


息子の姉。


歳が離れていて息子が小さい頃よく面倒を見てくれた


私が仕事で帰りが遅くなった時


よく娘がオムライスを作って息子に食べさせてくれていた


息子の友達が「あいつ、オムライスいつも食べていたよな」と亡くなってから教えてくれた


そうだったんだ....オムライスが好物だったなんて知らなかったよ.....


私には「何が食べたい?」と聞くと「肉!」と言っていたから.....


本当は娘のオムライスだったのか.....





朝、娘が起きてきて「もう朝食食べる?」と聞くと


「いいよ。適当に食べるから」との返事。


それなら朝風呂に入っちゃおうとリビングを離れた


風呂から出てきてリビングに戻ると......



息子の祭壇にオムライスがあった


作ってくれたんだ.....


娘は何も言わず祭壇に背を向け食べていた


涙が溢れて立ったまま大泣きしてしまった


ありがとう ありがとう....



娘は気丈にずっと私達を支えてくれている


いつもボケが息子でツッコミが娘だった


今でも息子に遠慮なく文句を言いつっこんで笑わせてくれる


返しは来ないが.....


仲がすごく良かった


弟を失い自分も泣きたいだろうに.....




私は本当に弱いな ダメだなぁ....

頑張った証

息子の通帳から


支払いの履歴を見る


息子が逝く前に2万円引き出されている


そのまま使うことなく


息子の財布に残っていた


そのことを


今日昼休みに思い出し


涙を抑えられなくなった


身につけていた財布は


ずぶ濡れで


その2万円は乾いてヨレヨレになっている


息子が頑張って働いて貯めた通帳は


もう増えることなく


家賃や電気代やインターネット料金や携帯料金が


虚しく引き落とされている


引き落とし日には


もう息子はいない




頑張って働いてたんだよね.....


なんで相談してくれなかったのさ


いつでも自分一人で決めちゃってさ.....

後悔

息子は鬱だった


気がつかなかった


でも


あれこれと思い出す度


あの時この時SOSを発していたのかもと


思い当たることがある


それを私は仕事に逃げて


ちゃんと見てあげなかった


思春期だから反抗期だから男だからと


都合のいいように思い込んで


気付かなかったとは言え


その都度厳しいことを言ってしまった


最低だ.....


もっと向き合うべきで


もっと息子を受け入れるべきだった


一人暮らしは


危険だった


でも


私達は自立したと喜んだ


なんて....


なんて最低な母だ



自分自身も発達障害なのではと悩んでいた


上手くできない


大人なのに常識がなく人間関係がうまくいかない


普通じゃないと思っていた


私は家庭環境が悪く親の愛情をいつも欲しがっていた


誰か私を見てほしかった


一人孤独に生きていくのに


いつも不安で張り詰めていた


でも甘えていると自分に言い聞かせ


結婚するまでは屍だった


自分を大切にせず人を信用しなかった


自分さえ良ければよかった


結婚して子供が生まれ


家族に生かされていると思っていた



そんな母に育てられ


きっと


息子は幼少期からずっとずっと


苦しんでいたのかもしれない


子育てが不器用でも


息子に愛情さえ持っていれば大丈夫だと思い込んでいた


自分で頑張ってどうしようもなくなったら


助け合おう 家族なんだから


そう子供達に言ってきた


でも息子はプライドが高かったらしく


言わなかったのか 言えなかったのか


私は


また自分の事しか考えていなかった


きっと困ったら相談して来ると


それまで大丈夫だ


都合のいい自分勝手な親だった



そう思うと


ごめん ごめん ごめん


私は最低だ