この間

夢を見た

寝ている時金縛りで目が覚めて

息子だ！と思った私は

呂律がまわらないのに

必死で息子の名前を

何度も何度も叫び

連れてって！私も連れてって！

と手を思いっきり伸ばした

すると場面が変わった

落ち着いた様子の息子が

目の前にいた

今どうしているの？

1人で暮らしているの？

お母さんと一緒に暮らさない？

2人で暮らそうよ

息子は微笑みながら

「春がもうすぐ来るねって言っていたのに？」

といたずらっぽく笑った

それは、、、、言い訳しようとしたら

目が覚めた

そう、

確かに言った

息子が居なくなって

立ち止まったままでも

朝必ず目が覚めて

1日が始まる

私の中の時は止まったままでも

それでも

生きていかなくてはならない

ふと桜を見て

あぁ。

今年も春が来るね

そう思った

今日病院へ行った

手術をしてみないとわからないとの事だが

癌の可能性があると言われた

ふと

息子が迎えに来てくれるのかな

私がしつこくお願いしたから

なんて

思いながら検査を受けていた

暗い私は

暇さえあればカラオケ店へ一人で行く

今は【本人歌唱】で

ライブやMVを大音量で聴く

そこで

いつも泣いてしまうのが

欅坂46の黒い羊

どうにもできない心の苦しみ

息子もそうだったのかなって

恨んで怒って

そんな目をしていた時があった

そして

そんな息子から目を背け

理想を押し付け

理解しない

わかろうとしない

助けてあげられなかった

苦しませた

希望をなくさせた

大人は

まさに私だ

欅坂46 『黒い羊』

ここのところ毎晩メソメソしてる

ダメだなぁ…

テレビを見ていても仲良し親子のことや

親への感謝の感動話し

姉達からのLINEでは可愛い孫の写真や動画

仕事に行けばそれぞれの娘や息子の話しで盛り上がってる

その度に

今までの自分の愚かさに落ち込み

この先訪れるはずもない幸せ

虚しいのか　寂しいのか

なんか自分が　もうよくわからないよ

息子よー

何してる？何処にいる？

お母さんを迎えに来ておくれー